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2025年3月15日 | ブログ

福岡の気候を考慮した家づくりの工夫

福岡の気候風土に合った家づくりをすることで、年中快適に過ごせるマイホームになります。福岡は夏は高温多湿、冬は比較的温暖ですが時折冷え込みがあり、さらに台風や豪雨もやってくる土地柄です。これらを踏まえて、住まいづくりの工夫ポイントを見ていきましょう。

台風・豪雨に強い家: 福岡は台風の通り道になることも多く、秋雨や梅雨時の豪雨も激しい地域です。

屋根は強風に飛ばされにくい形状・施工にすることや、窓ガラスは耐風圧性の高いものを選ぶなどの対策が有効です。雨戸やシャッターを設置しておくと、暴風雨の際に安心ですね。また、大雨に備えて排水計画も大切です。敷地の水はけを良くしたり、基礎を高めに設計して床下浸水を防ぐ工夫も考えましょう。

夏の暑さ・湿気対策: 高温多湿の夏は、家の中が蒸し暑くなりがちです。

そこで、断熱性と通風計画がカギになります。断熱材をしっかり入れて気密性を高めることで、冷房効率が上がり室内温度を快適に保ちやすくなります。加えて、南側には深い軒やひさしを設けて夏の強い日差しを遮り、窓は配置や大きさを工夫して風の通り道をつくりましょう。

「吹き抜け+高窓」を取り入れて熱気を上部から排出させる設計や、1階と2階に風が抜ける窓を付けると効果的です。湿気対策としては、24時間換気システムや除湿機能付きエアコンを活用しつつ、温暖な福岡はシロアリも発生しやすいため、基礎部分の防虫対策も忘れずに。

冬の寒さ対策: 福岡の冬は氷点下になる日こそ少ないものの、冷たい北風が吹くと室温が下がります。

先ほど述べた高断熱・高気密の家づくりは、実は夏だけでなく冬にも効果絶大です。暖房の熱を逃がさず、すきま風を防ぐことで冬場もポカポカ快適に過ごせます。また、窓をペアガラス(二重サッシ)にすることで冷気の侵入や結露を減らすことができます。

福岡は比較的日照時間もあり、南向きの窓から冬の日差しを積極的に取り込む設計もおすすめです。日中にしっかり日差しを取り込み、夜間に断熱カーテンを閉めれば暖かさを保てます。

塩害・防錆対策: 福岡市内でも海に近いエリア(百道・愛宕浜・糸島エリアなど)では潮風による金属部分の錆び(塩害)に注意が必要です。

外壁の金具やベランダの手すりなどは防錆塗装された素材を選ぶか、定期的なメンテナンスを心がけましょう。屋外のエアコン室外機や給湯器も、海沿いでは耐塩害仕様のものが安心です。

このように、福岡の気候に合わせた工夫を凝らすことで、夏は涼しく冬は暖かい、そして災害にも強い住まいを実現できます。設計段階で地域特有の気候リスクをしっかり考慮して、家族が快適に長く暮らせる家づくりを目指しましょう。

 

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