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2025年8月29日 | ブログ

太陽光パネルって本当に得?導入前に知っておきたいこと

近年のエネルギー価格高騰やSDGsの流れから、太陽光発電への注目がまた高まっています。福岡でも新築時に屋根にソーラーパネルを載せるお宅が増えていますが、「実際のところお得なの?元が取れるの?」と疑問に思っている方も多いでしょう。

ここでは太陽光パネル導入のメリット・デメリットを整理し、事前に知っておきたいポイントを解説します。導入するか迷っている方はぜひ参考にしてくださいね☀️

太陽光発電のメリット

まずはメリットから。なんといっても電気代の削減が期待できるのが太陽光発電の魅力です。自宅で発電した電力を使えば、その分電力会社から買う量が減るため、家庭の電気代を節約できます。

例えば4人家族で4kW程度の太陽光を導入した場合、1か月に最大1万円以上の電気代削減も見込めると言われます。九州電力エリアの電気料金も値上がり傾向にありますから、自家消費で賄えるのは家計に優しいですね◎。

さらに、発電して余った電気は電力会社に売電できます。売電収入は年々単価が下がってきているものの、10年間の固定価格買取制度を利用すれば一定の収入が得られます。日中あまり家に人がいないご家庭でも、余剰電力を売って収益化できるのはメリットです。

他にも災害時の備えになる点も重要です。台風や地震で停電した際、太陽光発電+蓄電池があれば自宅で電気を使える可能性があります。特に蓄電池と組み合わせれば夜間でも非常用電源として活用できますし、電気自動車をお持ちなら車に充電して非常時に役立てることもできます。

そして忘れてならないのが環境への貢献です。太陽光はクリーンエネルギーなので、CO2排出削減に寄与します。エコで地球にやさしい暮らしができるのは、これからの時代に大きな価値ですね(^^)。

実は太陽光パネルを載せることで屋根の断熱効果が高まるというメリットもあります。パネルが日射を吸収する分、屋根が直接熱せられにくくなり夏場の室温上昇を抑えてくれるんですよ。福岡の夏は日差しが強いので、この効果は意外とバカにできません。

太陽光発電のデメリット

一方、導入前に知っておくべきデメリットや注意点もあります。まず初期費用が高いこと。太陽光パネルはシステム一式で数十万円〜数百万円の投資になります。一般的な4kWシステムで200~250万円前後が目安でしょうか。

国や自治体の補助金が出る場合もありますが、それでも安い買い物ではありません。初期費用を回収するのに何年かかるか、シミュレーションしておく必要があります。

また天候に左右されるのも発電の難点です。晴天の日はフルに発電しますが、雨や曇りの日は発電量が落ちますし、夜間は発電ゼロです。季節によっても差があり、福岡は比較的日射量が多い地域とはいえ、冬場は夏場の半分以下になることも。発電量が読みにくい点はご承知おきください。

それからメンテナンスも必要です。太陽光パネル自体はほぼメンテナンスフリーですが、年に一度は点検をして汚れや不具合がないかチェックすると安心です。ほこりや花粉で表面が汚れると発電効率が落ちますので、数年に一度は清掃するのが望ましいでしょう。またパワーコンディショナー(電力変換装置)は寿命が15年程度と言われ、交換費用が将来かかります。

屋根形状によっては設置できない場合もあります。南向きの大屋根が理想ですが、建物の向きや周囲の影で十分なスペースがないと効果が出にくいです。お隣の建物で午後には陰になってしまうとか、複雑な屋根形状でパネルが割高になるとか、事前にシミュレーションが必要です。福岡市内の密集地だと難しいケースもあるので要検討ですね。

売電価格の低下も押さえておきたいポイントです。2010年前後は1kWhあたり40円以上だった買い取り価格も、今や10円前後と大幅に下がりました。つまり売電収入は以前ほど期待できず、自家消費メインでメリットを出す時代に変わっています。昼間に電気を使うライフスタイルか、あるいは蓄電池を併用して夜間に回すなど、より上手な使い方が求められます。

最後に設置工事の注意です。信頼できる業者にお願いしないと、屋根工事が不適切で雨漏りの原因になったり、架台の固定が甘いと台風で飛ばされたりする恐れがあります。福岡は台風も来ますから、工務店と協力してしっかりした施工をすることが大切です。重さによる住宅への影響も心配されますが、木造2階建て程度であれば構造計算上問題なく耐えられる範囲ですのでご安心を。

導入前にチェックしたいこと

太陽光パネルを導入すべきかどうか迷ったら、次のポイントをチェックしてみましょう。

  • 電気の使用量と時間帯: 日中在宅が多く電気を使う家庭ほど自家消費メリットが高いです。在宅ワークが増えた方や、ご高齢の同居家族がいる場合などは効果的。一方共働きで日中不在が多い場合は蓄電池の併用を検討しましょう。

  • 屋根の大きさ・向き: 南向きで一定面積の屋根があるか、東西向きでもOKか、影の有無など。シミュレーションして設置容量や発電量を試算してもらえます。

  • 初期費用と採算: 概算見積もりを取り、何年で元が取れそうか計算しましょう。現在は10年前後でペイできるケースが多いですが、売電をあまりあてにせず、電気代削減+環境貢献の観点で考えると良いです。

  • 補助金情報: 福岡市や県などで補助金制度があるか確認しましょう。時期によって募集があるので、もらえるものはもらいたいですね。

  • 将来計画: 今後EV(電気自動車)購入予定なら相性抜群ですし、逆に将来引っ越すかもしれないならROIを慎重に。長く住む住まいなら長期目線でメリットが大きくなります。

栗原建設でも、お客様のライフスタイルを伺った上で太陽光のメリット・デメリットをご説明しています。実際、太陽光パネル+高断熱仕様でZEH(ゼロエネルギーハウス)認定を取得するお宅も増えており、長期的には環境にも家計にも優しい選択と言えるでしょう。国産材の木の家と最新エコ技術の組み合わせで、快適かつ経済的な暮らしを実現できますよ。

まとめ

太陽光パネルは「本当に得か?」という問いに対して、条件が合えば大いに得と言えます。毎月の電気代削減効果や災害時の安心感、環境貢献などメリットは多いです。

ただし初期コストやメンテナンス、天候影響なども理解した上で導入しましょう。福岡の明るい太陽を味方につけて、賢くエコなマイホームライフを送りたいですね!

導入をご検討の際はお気軽に工務店に相談してみてください(^^♪ 必要なことをきちんと知って、後悔のない選択をしましょう。

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